46歳の時に新築マンションを購入したケイティです。
独身女性が「マンション買いたいな」と思っても躊躇して理由といえば
- ローンを抱えるのが怖い
- もしかしたら結婚するかも
- 簡単に引っ越せない
てとこかな? 私はそれ以前の問題。
世帯主として自分名義のマンションを持てる身分なのか?
- 小さな会社に勤める年収300万円台の会社員
- 46歳
- 独身(結婚歴なし)
- 女性
こんな私にとってマンション購入なんぞ雲の上の話。
それでもどうしても購入したい2つの理由とこのマンションしかない!思った3つの決め手があり、今のマンションを契約しました!
この記事ではこんな小心者の私が不安を乗り越えてマンションを契約するまでの心理状態を、5つに分けてまとめています。
今まさにマンション購入に二の足を踏んでる人は、これを読めば一歩踏み出せますよー
動機1 新築を選んだのにこのレベル?な賃貸にガッカリ
今でも無駄なことをしたな・・・と後悔している話。
最後に住んだ賃貸物件は、土地活用で有名な会社の2階建ての木造新築。木造と東向きというのは気がかりだったけど、長く住んだ築古物件が限界だったので契約することに。
仲介業者も管理会社も感じ悪め。わけのわからない条件をつけられて3週間もW家賃を払う羽目に。
というわけで最初から印象の悪かった賃貸物件。入居直後から新築なのに想定外のことが起こりまくる。
- 冷水を出してるのに数秒間は熱湯が出る。
- トラックが通ると家が揺れる。早朝から振動と音で起こされて寝不足に。
- 強風の日は玄関扉がガタガタうるさい。
- 24時間換気してるのに夏はプラの蓋が緩くなるくらい熱がこもり、冬の室温は外とほぼ同じ。結露もすごい。
これで家賃は前より5千円UP!
月1回しか掃除してくれないのに管理費も2千円UP!
「分譲マンションならこんな悩みはないんだろな」と思ってしまうよ。建物も設備もしっかりしたマンションに憧れる日々。実際に行動に移るきっかけになったのは、次の「動機2」へ。
結局この物件は1年も住まずに退去! 予想はしていたけど退去でもひと悶着あり。
勝手にハウスクリーニング代を値上げした見積書を見せられ、値段が違うことを指摘すると「物価が上がってるので・・・」と。「契約から1年も経ってないのに1.5倍?(キレる)」「金銭の絡む変更をメールでも文書でも知らせずいきなり“値上げしました”って、詐欺に合ったみたいんですけど!(キレッキレ)」これまで溜め込んだ怒りを爆発させた! 最後は私が勝った!!!!! 皆さんも退去の時、納得いかないことは主張してくださいね。
動機2 生きていけない!年金見込みを見て愕然
日本年金機構のねんきんネットを閲覧したことはありますか?
ある日、同じく独身の友人と年金の話題になったことがあり、ねんきんネットで自分の将来の年金額を調べてみると・・・
59歳11ヵ月まで今のように働いて65歳からもらえる年金は13万円台。
前職のバリキャリ金融女子の時代は高収入だったが30代半ばまでの話。学生時代は免除してもらってたし、転職前の8ヵ月間は国民年金だったし、この先60歳までは年収300万円台だろうし。
将来が見えない・・・
一応元AFPの私。賃貸で暮らしながらの年金生活をシュミレーションしてみた。
自分の金融資産も含め何度も何度も計算し、頭に浮かんだのは崩れそうなアパートに住んでる年老いた自分の姿だった。
両親のように年金だけで幸せに暮らせる生活、私には訪れないんだね。
この時から将来への不安に押しつぶされそうな毎日を過ごすことに。この状況をどうやったら抜け出せるのか?
家を買おう!
自分でも信じられないくらいの勇気が湧き、血眼になって家探し。
私の武器は激務の見返りとして手に入れた同世代の平均より多めの金融資産。
すごく割高。築古にしないとリフォーム代を含めて予算的に苦しい。
今から30年以上住めるのか?
それなら実家(戸建て)に住め!と方々に突っ込まれた。
(勤務先まで電車で30分の場所に実家あり)
中古マンションと同じく高い!でも一番安心して老後を迎えられる!
この線で探すことに。
決め手1 譲れないポイントがほぼクリアできてる
まずはどうしても叶えたい条件を決めることに。
私がチェックリストに入れたのは以下の10点です。
- 駅から徒歩7分以内(本音は5分以内)
- 勤務先まで乗換なし
- スーパーが徒歩5分以内にある
- 南向き
- 40平米~,1LDK以上(本音は2LDKが希望)
- 上層階
- 戸数とエレベーターの数のバランス
- 投資用マンションではなく居住用マンション
- 売却しやすい地域
- 物件価格3200万円以内(諸費用は別で)
私の居住地域は「のぞみ」が停車する政令指定都市のため不動産価格は高め。この条件が非常に厳しいのは承知の上でのマンション探し。
それでもブランドにこだわらなかったり、価格上昇が激しい人気エリアを避けると手の届く物件が見つかる。
では、契約したマンションはどこまでクリアできたでしょう?
- 駅から徒歩7分以内(本音は5分以内) 本音の5分より短縮
- 勤務先まで乗換なし 勤務先まで直通で3駅
- スーパーが徒歩5分以内にある
- 南向き
- 40平米~,1LDK以上(本音は2LDKが希望) 2LDK
- 上層階 予定より上層階
- 戸数とエレベーターの数のバランス
- 投資用マンションではなく居住用マンション
- 売却しやすい地域 ターミナル駅と同区
- 物件価格3200万円以内
スーパーは徒歩10分圏内に3店舗あったので妥協。
物件価格は300万円弱オーバーしたけど、想定を上回るの条件のマンションだったので甘受できた♪
というわけで、大満足のお買い物ができました!
決め手2 シングル女性が多い
私のマンションは2LDKと3LDKで構成されていて、主な間取りは2LDK。
マンションの公式サイトは土地柄を意識してか、シングルやdinksに向けての案内になってた。
担当者に契約済みの家族層を尋ねたところ、私が希望しているタイプは7割が独身女性とのこと。全体でもお子様のいるファミリー層は少ないということがわかった。
ファミリー層の多い物件はなじめない気がしてたので、同じような人が多く住んでるというのは、気負いすることなく暮らせるし安心。
決め手3 私の気持ちを汲み取ってくれた担当者
3物件のモデルルームを見学したので、個性豊かな3人の営業さんのお世話になった。
契約したのは一番最後に見学した物件。担当してくれたのは30代に入ったくらいの若い男性(ここでは担当君と名付ける)。前2人はベテランさんという感じでこなれた応対だったけど、担当君は淡々としていて真面目。まぁクールな感じ。必要以上に話をすることもなく、迷ってる私の背中を押すこともなく。
「決めます!」
とは言ってみたものの、内心はすごく不安。いざとなれば手付金を放棄して契約を解除しよう。そんなフワフワと不安定な購入の意思表示をしてしまった。
きっと担当君にも私の不安定感は伝わっていたのだろう。
翌日、お礼と今後は自分を頼ってほしいという趣旨のメッセージが届き、この言葉通り入居して生活に慣れるまで全力で私をサポートしてくれた。
クールな担当君を信用できたのは
- 自分のための営業をしなかった
- レスポンスが早く、フットワークが軽い
- わからないことは曖昧にせず調べて正確に答えてくれた
- 口先だけの言葉ではなく根拠を言ってくれる
- 自分のことをたくさん話してくれた(初見は私が友人と来ていたので必要なことしか話せず無口になってしまったと)
というところかな。でも正直言うと感覚かな?
前職の影響か人を疑う癖があり簡単に信用しない曲者の私。それでも担当君は信用できると直感した。
(前の2人は「要注意」な感じだった 笑)
入居までやることが多く一人でこなすには本当に大変。感情が浮き沈みすることも多くなった。その度に担当君を頼ってしまうんだけど、嫌なそぶりを見せず辛抱強く付き合ってくれる。
入居後も、何かあると管理会社じゃなく担当君に連絡してしまうけど、役目は終わったからとたらい回しにすることなく助けてくれる。年末もご丁寧にうちまで挨拶に来てくれたり。
物件が気に入ったのは言うまでもないけど、担当君の人柄もこのマンションをぶ大きな決め手になったと思う。
まとめ
平凡な46歳独身会社員は、このような流れでマンション購入を決めました。
ちょっとした勇気と覚悟でマンションは買える。
迷ってる人に伝えたいのは
マンション購入後も変わらない生活ができるよ!
ということ。家賃を払うかのように住宅ローンは払っていける。もちろん固定資産税や管理・修繕積立金も含めてのローン設定は言うまでもないけど。
そして自分の家を持ったことで、将来の計画が立てやすくなった。
私は収入が低いから月々の支払いを抑える必要あり。まとまった金額の頭金を作るために資産運用も一度リセットしてます。だから今は改めて老後の資金作りに取り掛かったところ。
暗い気持ちではなく、住宅ローンの返済も資産形成もゲーム感覚で楽しんでる今の生活。
賃貸を否定するわけじゃないけど、私にように将来を見通せず迷っている人は、家を買うという手段があることを選択肢のひとつに入れてみるのもありよ!