住宅ローンの変動金利が上昇していますね。私が2023年9月から借りているイオン銀行の住宅ローンも例外ではなく、これまでに3回も上がってしまった。半年に1回金利を見直す変動金利、私の場合は据え置きは1回だけで、あとの3回は上がってます。(酷すぎませんか?
今回は私の契約した住宅ローンの金利の推移と、今後どのように住宅ローンと付き合っていくか、そして2年前に戻れるなら・・・という内容をお届けします。
イオン銀行の変動金利の推移
借入当初(2023年9月返済開始)からの変動金利の推移をまとめました。
適用期間 | 金利の変動 | 適用金利 |
---|---|---|
2023.9~12 | 0.48% | |
2024.1~6 | +0.1% | 0.58% |
2024.7~12 | ー | 0.58% |
2025.1~6 | +0.15% | 0.73% |
2025.7~ | +0.25% | 0.98% |
私が借り入れたタイミングが悪いと言えばそれまでだけど、返済から2年、3回の金利見直しで合計で0.5%も上がってしまいました。上の表のとおり、今の金利は当初の2倍です。
現在の固定金利(借り換え:10年)の金利を調べると1.5~2%弱。私は借り換えるべきなのか?
借り換えをした方が良い場合とは?
借り換えで発生するコスト
- 繰上げ返済の手数料
-
現在契約中の住宅ローンを全額繰上げ返済するための手数料が発生します。イオン銀行の場合は55,000円です。
その他の金融機関を調べてみると、無料のところもありますが、もう少し高い設定の銀行もありました。 - 抵当権の抹消
-
現在契約中の住宅ローンに設定されている抵当権を抹消するため、抵当権抹消登記費用と司法書士への報酬も発生します。1~2万円程度の見積もりになります。
- 事務手数料
-
借り換え先へ支払う手数料。金融機関によって金額の違いはありますが、借入金額の2.2%という設定が多いようです。
- 登記費用
-
抵当権設定のための、登録免許税と司法書士への報酬が発生します。~10万円程度。
- その他
-
印紙代、保証料(保証会社を利用する場合)など
このように、借り換え時には様々なコストがかかります。借り換え金額にもよりますが、30万~100万円程を見積もっておく必要があります。
借り換えをする方が良い目安
借り換えの効果が見込めるのは、次の条件に当てはまる場合です。
- 借入残高・・・1,000万円以上
- 残りの返済期間・・・10年以上
- 金利差・・・1%以上の差
- 残高:2,000万円
- 残りの返済期間:15年
- 現在の金利2.0%→借り換えで1.0%
上のようなケースの場合は、利息だけで数十万円以上の節約が可能になります。
借り換えをおすすめしにくいケース
- 残高が少ない(1,000万円未満)
- 残存期間が短い(5~7年程度)
- 金利差が小さい(0.3%以下)
これらの場合は、借り換えコストの方がメリットを上回ってしまうことがあります。
変動から固定に借り換えすると
変動金利0.98%、現在の私の住宅ローンの状況はこちら。
・借入残高:約850万円
・返済終了:2039年6月(残り14年弱)
先程の借り換えが有利になる条件と比べると、
借入残高・・・
返済期間・・・
金利差・・・
私は頭金をまとめて入れたので借入額が少なく、繰上げ返済もしているから借入残高は1,000万円未満。条件にはあてはまりません。私の契約した住宅ローンについては、下のブログをご覧になってください。

返済期間は「
」ですが、60歳になる前に繰上げ返済をして返済を完了する予定だから、実質のところは金利差は下がるどころか、固定金利に借り換えると今より上がるので論外ですね。
ということで、もし私が変動金利から固定金利に借り換えをするのは、現状は利息の負担も増えるし、諸費用もかかるしでメリットがありません。ただ、金利上昇リスクを回避したことと、精神的な負担を軽減できることは確かです。
2年前に戻れるなら・・・
迷わず固定金利を選んでます!
あの時の10年固定は1%を少し切る金融機関が多かったのに、0.5%程の差も許容できず変動金利を選んでしまったこと、悔やんでも悔やみきれません。
今でも専門家の人の中には変動金利一択とおっしゃる方がいらっしゃいます。でも借りる側の立ち場で考えると金利上昇局面の今、10年先の見えない金利を契約する勇気はありません。今、新たに住宅ローンを契約するなら、私なら固定金利一択です。金利のある世界に戻ったことを現実として受け止めなくては。しかも今はまだ戻ったばかり。将来を考えればまだまだ低金利ですからね。
いろいろ書きましたが、私はもう後戻りはできないので金利上昇と戦います。住宅ローン控除0.7%には目もくれず、1ヵ月でも早く完済を目指してお仕事を頑張らなくては!
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