一馬力!独身女性のマンション購入で一番大切なのは資金計画です

ウォーキング

46歳の時に新築マンションを購入したケイティです。

年々増えるおひとり様のマンション購入。しかも男性より女性の方が多いそう。私もその一人なのだけど、マンションの購入というのは誰でもeasyにできるものではなく、たくさん悩んでたくさん考えて背負う覚悟ができたら、ようやくサインをするものだと思ってます。

これからマイホームの購入を考えている人へ、購入後に安心して幸せな日々を過ごせるように、金銭的な取り組み方を一個人の意見ではありますがシェアします。

目次

最初に私のマンション購入の資金計画を公開

マンション契約時の私のスペック
  • 年収300万円台半ば
  • 中小企業の正社員、勤続9年
  • 老後2,000万円問題はクリアしている金融資産

一応、14年ほど証券会社に勤務し、FPも保有していた元金融女子です。

念頭に置いていたのは2点。

  • 月々の返済金額と修繕積立金・管理費を合わせた金額がその時の家賃以下になること。
  • 65歳までに完済すること。

20代や30代なら先の長いローンも大丈夫だけど、40歳後半になって住宅ローンを組む時は慎重に、そして余裕を持たせないと。リセットは難しい年齢ですからね。

「万が一」を想定しておくこと

独身でマンションを購入するというのは、すべて自分一人にのしかかってきます。計画通りに進んでいても病気や怪我で就業が困難になったり、突然会社が倒産してしまうことだって無きにしも非ずですよね。

万が一が起こった時に備え、前もって対応を考えておいたり準備をするのは安心につながります。

私は2つの準備をしています。

  1. オーバーローンにしない
  2. 住宅ローンに「がん団信」をプラスした

大切な事なので、それぞれを詳しく説明しますね。

オーバーローンにしない

万が一が起こった人の多くが売却を選択すると思います。売却で気を付けないといけないのがオーバーローンになってる場合。

オーバーローンとは・・・
不動産の価格よりローンの残高が高い状態のこと。
オーバーローンの状態で売却をする場合は、差額を補填しないと一般的な売却は難しい。

オーバーローンを回避する方法として、私は頭金を7割ほど入れて残りの3割を住宅ローンで借入をしています。

資産運用圧力の強いご時世に反旗を翻したような購入の仕方ですよね。私のデベの担当者は若いのに保守的な考えので、フルローン反対派の人。「何も心配ないですね」と太鼓判を押してくれました。

もし明日、買値より20%安く売却したとしても、私の元には差し引き数千万円の現金が戻ってきます。

しかし資産のあまりない状態でフルローンで契約をした場合は大変なことになります。例えば5,000万円の物件をフルローンで借り、残債4,500万円の時に売却しないといけない事態となった時、20%値下がりしていた場合の売却代金は4,000万円(手数料等は省略します)。不足する500万円を差し入れられず売却ができない場合は、任意売却になる可能性があります。家を手放しても残りの返済を続けていかないといけないという苦しい生活が待っています。

「がん団信」をプラスした

私はイオン銀行で住宅ローンを契約しています。イオン銀行では一般の団信以外に「がん保証付き」と「8大疾病保証プラス付き」を追加することができます。

今は普通に生活をしている父ですが、2年前に肝細胞癌が見つかり肝臓を3分の2も切除する大手術をしています。お酒を一滴も飲めないのに肝臓のガンを罹患したのは衝撃でした。父の血を引く私にも可能性があるかもしれないので、「がん保証付き」を借入金利に0.1%プラスして申し込みました。

イオン銀行の「がん保証付き」とは・・・
・所定のがんと診断された時、住宅ローンの残高が0になる。
・先進医療の療養を受けたときは、技術料と同額を受け取れる。
 (1回500万円限度、通算1,000万円限度)

この内容、おひとり様には心強いと思いませんか? もしガンが見つかったとしたら気落ちするだろうし、仕事も休まないといけないだろうし。それでも住宅ローンの返済は続くなんて辛すぎます。そんな時に残債が0になるのは本当にありがたい話です。住む家を失わないのは心強いです。

ちなみに8大疾病は金利が0.3%も上乗せになるので見送りました。

購入は資金の準備ができてから

先ほどのオーバーローンの時にも触れたけど、頭金は多ければ多いほど安心につながります。

住宅ローン金利が低いせいか頭金は軽視されがち。でも借入金額が多いほど費用がかさむことはあまり聞かないですよね。

住宅ローンの事務手数料

定率型は一般的に、借入金額×2.2%

登録免許税

借入金額×0.4%
※令和9年3月31日までは軽減措置で借入金額×0.1%

住宅ローンの事務手数料は2.2%なので負担は大きいです。5,000万円の借入で110万円、3,000万円の借入で66万円。頭金をしっかり準備して1,000万円の借入なら22万円の負担で大丈夫。

そして頭金を多く入れるもう一つのメリットは、毎月の返済金額を抑えられたり返済期間を短くすることができること。おひとり様なのに年金生活に入っても返済を続くということは、働き続けることが前提になりますよね。心理的にも肉体的にも負担が重すぎます。

あと、条件が有利になる気がします。私は最初に書いた通りスペックが絶望的なのに、最優遇金利で借入をすることができました。

ただ、本審査の申し込み後に担当者から連絡があって、頭金に入れる金額がのってる通帳のコピーを送ってほしいと。当初予定されていた提出書類の中には入ってなかったので、低年収だったから疑われたのかな?

このような理由で、私は一人でマイホームを買うならしっかりと資金の準備をしておくことを強くオススメします!

全てを一人で背負う覚悟を!

お買い得な物件に出会えたら一括購入できた!とか、資産家だからお高い物件でも現金払いでOK!な人は羨ましいですが、多くのおひとり様は住宅ローンを利用することになります。

何年、何十年と続く返済。返済期間30年なら12ヵ月×30年=360回分を滞ることなく払い続ける義務を負うのです。

これまでコツコツと貯蓄や資産運用をしてきた人でしたら心配ないでしょうが、払えなくなれば家を失うということを忘れてはいけません。

そしてマイホームを保有するというのは、期日までに提出や回答すること、トラブルなど自分で考えて判断して行動することがたくさんあります。面倒くさがったり諦めたり人任せにすることは許されません。

賃貸の時の方が気楽だったと思う時もあります。でもやっぱりマイホームには叶いません。

これから購入を考えている皆様、色々書きましたが自分の力で買ったマイホームは可愛いものです。そしていろんな困難を乗り越えることで家主としての自覚も出てきます。さぁ、覚悟ができたら一歩踏み出してみましょう!

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