40代後半なのに年収は300万円代で平均に届かず。当然ながら新築マンションなんて夢のまた夢で、手の届くような中古マンションのサイトばかりを物色する日々。
でも、そんな私が最終的に選んだのは新築マンションでした。
中古マンションを選択するためには3つの壁があり、私には無理だと判断した結果です。今回は中古マンションを見送った理由をシェアします。
いつものことながら、超私的感覚の話になるので一つの参考として読んでもらえたら嬉しいです。
最初の出会いは任意売却物件
30代後半に入った時に、一度中古物件を見学に行ったことがありました。
- 築16年(当時)
- 南向き、2LDK(平米数は忘れた)
- 2つの鉄道が乗入れる駅から徒歩10分以内
- 5~10階の間だったような・・・
人気の地区の物件なのに1,000万円台の後半。他の物件と比べてもビックリ価格でした
破格の理由は任意売却物件だからだと不動産屋さんが教えてくれました。
任意売却物件というのは、住宅ローンの返済が難しくなった人が金融機関に了承を得て売却する物件の事だよ。
そんなわけで、室内は家財道具はないものの、そのままの状態。壁や床、キッチン、クローゼット・・・全てに売却主の16年間の暮らしが染みついてるように感じました。任意売却に至った事情も伺ったので尚更なのかも。
何となく気が重くなり、マンション購入の意欲も急降下。中古マンションに対してネガティブなイメージがつき、後にマンションを選ぶ時にもこの時の感情がついて回りました。
友人のマンションの水漏れ事件
時は流れて40代半ば。マンション購入の意欲が復活し、ネットで物件を探しまくっていました。
その矢先、築30年以上のマンションに住んでる友人宅で水漏れが起こりました。旅行から帰ったらトイレが大変なことになっていて、理由は上階からの水漏れ。
結局、上階の人の保険でトイレはキレイに修復されたので一安心なんだけど、当然築古マンションの潜在リスクを意識するようになります。
「ヴィンテージマンション」と言えばオシャレに聞こえるけど、日本語に直せば「築古マンション」。YouTubeにはヴィンテージマンションを素敵にリノベしたルームツアー動画をよく見かけるけど、配管トラブルとか音のトラブルなどはないのかな?
いくら管理が行き届いているマンションでも、専有部の配管は個人の管理ですからね。自分の専有部にどれだけお金をかけても、上下左右の人の専有部は30年、40年前のままかもしれないですから。
しかも私は終の棲家を買いたかったから、今から30年住めるのだろうかとう心配もあったりして。
というわけで、この件で築年数は25年までと決まりました。
中古マンションは思ったより高い!
私の希望する地区で希望の間取り&築年数25年以内で探してみると、想定していた金額よりうーんと高い。
安くても2,000万円台後半。
任意売却物件と友達の水漏れ事件で、配管から壁紙、床、水回りなどフルリフォームは絶対にしたかったから、+1,000万円程を追加で考えてました。
だとすると、中古マンションの場合は仲介手数料も高額だから、物件価格とリフォーム代と諸費用を合わせると4,000万円近くになりますよね。
実際に不動産屋さんへ足を運んでいないので、もし直接問い合わせたらもっと良い物件があったのかもしれないけど、一度足を踏み入れると引き返せなくなるような気がして・・・(小心者)
私の予算で中古マンションを購入するなら、簡単なリフォームしか無理なことがわかりました。
築き上げたコミュニティーに入れるのか?
分譲マンションと言えば、ファミリーや夫婦が大半。しかも新築から10年以上経っていれば、それなりにコミュニティーが出来上がっているだろうと思いませんか?
おひとり様(しかも人見知り)の私がそこに溶け込む事ができるのだろうか。ルールのわからない世界に飛び込むって、すごく勇気がいりますよね。
住めば何てことないかもしれないけど、ウーン・・・私には無理そう。
他の人からしたら大した問題じゃないかもしれないけど、コミュニティー問題は中古マンションを諦める大きな要因になりました。
コミュニティなどは築かれてないけど、会えば気持ちよく挨拶を交わします(今のところ厄介な住民はいない)。でもマンション内であまり会わないんですよね、なぜか。もともとシングル&DINKS向けの宣伝をしていたマンションだったので、ファミリーが少ないからでしょうか。
新築マンションもピンキリ
このように3つの理由から中古マンションを諦めたわけですが、次は少し郊外になるけど土地を買って平屋でも建てようかとも思ったけど、すぐに無理だと気づき新築マンションを探すことに。
住友不動産や三井不動産など大手デベロッパーのマンションは全てが素晴らしく憧れますが、現実問題として私には無理! デベロッパーにこだわらず、予算と立地、その他希望の条件に叶う物件を探すことに。
- 地元のデベロッパー
- ディスポーザーなし
- 二重床じゃない
- コンパクトな2LDK
このようなマンションですが、私にはもったいないくらいの新築物件を予算内で見つけることができました。
中古マンションを否定する気持ちは一切ありません。遠回りをしたけど私の性格には新築マンションが合ってると気づけたので選んだだけです。
マイホームの購入にはたくさんの選択肢があります。お金の問題、日々の暮らしの問題など様々な角度から見て、ご自身が心地よく生活できるマイホームを探し出してくださいね!
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